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学部の目的・教育理念

教育目的

豊かな人間性に裏打ちされた、コミュニケーション能力と行動力を備えた人材の育成

人間学部は、人間性への洞察を中核にすえた広い視野と深い教養を持ち、豊かな人間性に裏打ちされ、国際的な舞台でも活躍できるコミュニケーション能力と行動力を備えた人材を育成します。

教育理念

人間の理想的なあり方を追求する

一般に、欧米で「リベラル・アーツ」(自由学芸)といえば、伝統的な教養教育の内容をさしますが、その起源は、遠くギリシアの教育=教養理想「パイデイア」にまでさかのぼります。
それは、奴隷制社会において多くの閑暇を保障された自由市民が掲げていた理想、目先の利益にとらわれない自由で調和のとれた人間理想と、それを目指す教育をさす言葉でした。
この「パイデイア」が、古代ロ-マ共和制の末期に「フマニタス」、つまり「人間的なるもの」とラテン語訳され、やがてそれは、西欧近代において身分を越えた人類共通の課題と自覚されるようになることで、いわゆる「人文主義」という一種の教育運動として定着することになります。
従って、伝統的にみても教養教育とは、決して単なる博識を身につけることなどではなく、人間の理想的なあり方、近代英語の「ヒューマニティ」(人間性)を追求することに他ならないのです。

人間性をより現代的に探求する

人間学部は、このような伝統をしっかり踏まえた上で、同時に19世紀以来、急速に発達した「人間学」ないし「人間科学」と呼ばれる学問領域の教育・研究を通じて、上述のような「人間性」をより現代的に探求することを使命としています。
具体的にはそれは、人間の心性や行動を研究する心理学、人間を社会的・歴史的存在として考究する社会学や歴史学、あるいは一人一人の人間において「人間性」が実現されていくプロセスを究明しようとする教育学などの学問分野として展開されています。

グローバル化に対応した人間性の実現

これらの学問分野を、人間学部では《心理》、《社会・教育》という二つの大きな課題領域に整理していますが、しかし、現代社会における急速なグローバル化や人間関係の複雑化を省みれば、ここで探求される「人間性」の実現は、それを国際的な舞台で自ら積極的に発信し、異なる文化さえも越えて、他者とのコミュニケーションに活かしてこそ、はじめて成し遂げられるといえるでしょう。
それ故、人間学部では、上に見た《心理》、《社会・教育》だけではなく、《国際・コミュニケーション》という課題領域も設け、それによって「人間性」探究の道筋を、より現実的、実践的なものにしようとしています。

人間性豊かな実践的教養人の育成

以上のような三つの領域の教育・研究を通じて、人間学部が育てようとしている人間、すなわち「人間性」に対する深い洞察に支えられた広い視界と豊かな知性を備えた人間、しかも同時にそれらを国内外でひるまず発揮していける行動力とコミュニケーション能力を身につけた人間、一言でいえば、<人間性豊かな実践的教養人>―これこそ、人間学部が世に送り出そうと願っている人間なのです。