名城大学人間学部

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人間学部の学びの魅力-塩崎ゼミ編-

先生から

名城大学 人間学部 准教授 塩崎万理

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まず相手を知ること

私は、心理学という学問を学ぶことを通して、学生に人間的な成長を遂げてほしいと考えています。人間的な成長とは、どれくらい他者の視点に立って物事を考えられるかということが指標になります。心理学という学問の研究は、質問紙調査や観察学習・実験等様々な方法を用いて進めていきます。質問紙調査を行う場合、答える人の身になって考えなくてはなりません。学生には研究を通して自分についての理解を深めるとともに、様々な立場にある人々のことを自分の身に置き換えて考えることを学んでほしいと考えています。

卒業研究論文では、物事を追及することの面白さを体験してほしいと考えているので、学生自身が関心を持っていることをテーマとして取り組むように指導しています。心理学の研究は、自分を取り巻く環境の中で、自分だけのデータを収集し、それを分析しなければなりません。自分だからこそ収集できたデータを解釈し、発見していくことが心理学の特徴だと思います。

ゼミナールでは、3年生と4年生の合同合宿や親睦会を行ない、先輩後輩の良好な人間関係を築いています。学生には、卒業研究や就職活動について話したり教え合ったりすることを通して自分を見つめるきっかけをつかんでほしいと考えています。そういったことも含め、ゼミナールでの研究・関わり合いを通じて、学生時代だけではなく、年をとってからも他者の視点に立って考えることができるようになってほしいと思います。

ゼミナールの流れ

3年生基幹ゼミナール~4年生卒業研究ゼミナールの流れ

3年生基幹ゼミナール

3年次ではグループ研究を主に進めます。グループごとに研究テーマを決め、それについての先行研究を調べ、研究計画を立ててデータを収集し、処理して考察し、小論文にまとめて発表するまで、心理学的研究に必要な手順を一通り実践して身に着けます。

4年生卒業研究ゼミナール

4年次は、個人またはグループで研究に専念します。まずは、研究テーマを絞るところからスタートします。学生自身が思い感じているところをテーマに絞り、意図を学生間で話し合いながらテーマを決定します。その後、各学生でデータを収集し、処理・考察していきます。

後期に入ると、中間発表や個別指導を行い、それぞれのテーマについて理解を深めていきます。個別指導では、メール等で時間を合わせ個別に相談に応じています。

PickUp

4年生卒業研究ゼミナール中間発表

中間発表では、先生と学生全員の前で、自分の研究のテーマや、その調査方法についての発表を行います。

中間発表では、学生が研究テーマと調査方法について発表します。基本的には全員参加で行われ、グループごとに研究課題や調査方法の進展を発表していきます。発表後にはその場で、塩崎先生から、テーマ設定の根拠が薄い部分の指摘など、アドバイスをいただきます。

テーマや調査方法については、学生同士でも活発な議論が交わされます。このような議論を行うことで、よりよい研究にしていくための答えを導きだしていきます。

また、自分の研究のことだけを知っていればよいのではなく、学生同士、お互いの研究内容や研究方法を知り合うことも重要です。自分の研究をゼミ仲間の研究と比較することで内容を再考したり、お互いの意見を参考にしながら、卒業論文の完成を目指します。

学生インタビュー

卒業研究ゼミナールを通して、考える力を学びました

人と接するのが好きで、相談を受けてアドバイスをする中で、人の内面や心理をもっと自分が理解していたら、相手とよりコミュニケーションがとれるのではないか、と思い心理学に興味を持ち始めました。

卒業論文の研究テーマは「大学生における日常生活と精神的健康の関連」について。健康的な日常生活を送っている人は精神的健康度が高いのではないか、健康的な日常生活を送っていなくても、他の欲求が満たされていれば精神的健康度は高いのではないか、という仮説のもとに、研究を進めています。

塩崎先生のアドバイスはレベルが高く、私たちがやろうと考えていることの裏を読み取って、より具体的な形に導いてくれます。とてもためになりますし、尊敬する先生の一人です。

研究方法の一つに、質問紙調査というものがあります。この方法では、実際に得られた回答を数値で見るだけでなく、その数値からどのようなことが言えるのか、と一歩踏み込んで考えることが必要です。このような経験から得た考える力は、社会に出たときに役に立つと思います。

次から次へと学びたいことが増えていく!

高校の頃に、大学の模擬授業で倫理の授業に参加しました。その授業で、明快な答えはないけれど論理的に考える、という過程がとても楽しかったので、人間を学ぶ学部である人間学部に入学しました。人間学部には様々な授業がありますが、日常的なコミュニケーションに影響する心理学が面白く感じられたので、心理系のゼミナールを選びました。

卒業論文研究では「事実と思考の区別が事象認知に与える影響」をテーマに研究しています。日常生活の中で、同じ情報でも受け取り方によってプラスに捉えられたり、マイナスに捉えられたりする事で、そこから誤解や思い込みが生じてしまうことがあります。そういった誤解をどのような能力が解決する要因となるのか考え、それが主観的幸福感にどのような影響を及ぼすのか、といった事に取り組んでいます。

人間学部について
人間学部では、ネットサーフィンのように次から次へと学びたい事が増えていきます。そういう所がとても面白く、例えば、授業やゼミの研究の中で得た知識が日常会話の中で「あれはこういう事だったのか」と納得することが多くあります。そういう意味では、人間学を通して得るものは大きいです。産業廃棄物のコンサルティングをしている会社に内定が決まっているのですが、コミュニケーションが大事になる仕事で、人間学部の学びの中で得た知識が活かせるのではないかと思います。

先生はちょっと厳しいけど、研究が進めやすい!

近年うつ病など心の病が問題視されています。その経緯から心理系に興味を持ちました。名城大学人間学部は、心理学だけでなく教育や社会、国際関係など幅広い知識が学べる学部で、自分の興味を更に掘り下げて学べる学部ではないかと思い、入学しました。入学後、様々な授業をうけていくうちに、やはり心理学の授業が面白かったので塩崎先生のゼミナールを選びました。

卒業研究はグループで行っています。研究メンバーは全員小・中・高校を通してスポーツ系の部活動をやっていた事もあって、スポーツと心理学とを絡ませた研究ができないかと考えました。最初に先行研究として過去の論文を調べてみると、面白くなりそうだ、と手応えを感じたので卒業研究は「小学校、中学校のスポーツ経験が社会的スキルに及ぼす影響」にしました。社会的スキルとは生活する中で良い人間関係を築く能力、例えばコミュニケーション能力や相手の気持ちを察する能力などのことです。小学校、中学校でのスポーツ経験が社会的スキルにどのような影響を及ぼすのか、どういった要因が影響していくのか、明らかにしていきたいと思います。

先生について
自分たちの考えた研究の手法やまとめ方だと未熟な所がたくさんあり、そういった所を塩崎先生からよく指摘されます。ただ、先生にはっきりと言っていただけるおかげでどこが足りないのかよく分かるので、より深く研究に取り組む事ができています。3年生のときの研究論文でも塩崎先生に助けてもらって完成できた経緯がありますので、卒業論文もなんとか形にしたいです。